JavaScript における
数値型の種類と有効範囲
JavaScript Number

仕様と実数

JavaScript の数値型は IEEE 754 準拠の倍精度浮動小数点 のみである。 64-bit で構成され符号 ((sign)) 1 ビット、指数部 ((exponent)) 11 ビット、仮数部 ((fraction)) 52+1 ビットで構成されている。
数値 定数
最大値 (\pm 1.7976931348623157 \times 10^{308}) Number.MAX_VALUE
最小値 (\pm 5 \times 10^{-324}) Number.MIN_VALUE

定数はどちらも正の数が設定されている。 Number.MAX_VALUE より大きな値は Infinity (JavaScript のグローバルプロパティ)になる。 また、Number.MIN_VALUE より小さな値はアンダーフローとして 0 に変換される。

Number.MAX_VALUE および Number.MIN_VALUE は絶対値における最大、最小を示すものであり最大の正の数および最大の負の数を表すものではないことに注意。

整数

整数として精度が保証されるのは (\pm 2^{53}) つまり (\pm 9,007,199,254,740,992) の範囲となる。 10 進数においてほぼ 16 桁に近い値。指数の 53 という数値は前述の仮数部のビット数である。

ビット演算

符号付き 32 ビット整数に変換される。 そして 2 の補数およびビッグエンディアンで表現される。