13号施設 Facility 13

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Lore

サンジェント遺跡に程近い場所にある古代遺跡。
おそらくドラグーン時代のものと思われる。
旧地下水路の地下ドラグーン遺跡から溢れ出た
異形の者たちと酷似した魔物が徘徊しているため、
人造生命体を研究していた施設と目される。

13号施設実験日記

実験日記 obj

* 13号施設実験日記 著者ガウディン *
と表紙に書かれたボロボロの書物を見つけた。
辛うじて数ページ読み取ることができそうだ。

* 序文 *

カルサコス司祭様より直々に合成魔獣キマイラ
作り出す研究をしりとのお達しがきた。
実験に必要なものがあれば
何でも調達していいとのことだ。
いい話じゃないか。
今までこそこそ隠れて行っていた人体実験や
とても手に入ることなどが不可能であった、
強力な魔物の素材を用いた実験がやりたい放題だ!
実験が成功すれば教団でのそれなりの地位も
約束してくれるとのことだ。
ますます研究に身が入るではないか。

* この施設について *

ここは、ドラグーンどもの実験施設と目されている場所だ。
いまだに使えそうな機材や素材がそれなりに残っていた。
そういったものが盗掘にあっていなかったことを
心より感謝するぞ。
まあ、もっとも冒険者や盗賊風情にここにある物の
勝ちなど、到底理解できるとは思えんがな。

* キマイラに関して *

キマイラは、すでに現存する合成魔獣だが、
それを人の手で創り出した成功例はない。
だが現存する以上、創り出す方法はあるはずだ。
とりあえず、私が得意とする外科手術的な
アプローチから手をつけてみようと思う。

* 実験の結末 *

ここでの実験は、成功はしているが、
結果が出たとは言いがたい。私が悪いわけではない。
ここの施設の設備では満足な成果をあげられないのだ。
ダルア13世がここを訪れたというが、
彼が求めてようなたいそうな物は結局なかったではないか。
いいや、彼が持ち去ったと考えるのが正しいか。
だが、収穫がまったく無かったわけではない、
ドラグーンが残した文献を調べることや、
実験したことで、ある程度方法は絞ることが出来た。
それにカルサコス司祭様があの漆黒の魔女から
キマイラ生成に関する重要な情報を聞き出してくれるのだ。
鍵は、サンジェント遺跡にあるとのことだった。
なにも知らず、イノヴェルチがアジトとしていた
あの遺跡に答えがあったとは……
我らの神は、本当に悪戯好きだ。
早速、サンジェント遺跡で実験の続きをするとしようか。

ダルア13世の手記

真実のトーチライト obj

王の手記その 1:序文

この施設を見つけたときは、心が昇った。
こんな気分になるのは、くさびの一つを手に入れたとき以来か。
ここに眠る知識を紐解けば、私が欲するものが
手に入るのもそう遠くはないだろう。

王の手記その 2:神龍の像

施設の所々に魔法障壁があった。
ドラグーンどもの施した仕掛けが
まだ活きているということか。
これを開放するには、神龍の像から飛んだ先にいる、
それらを守護する魔物どもを倒さねばならぬのだが、
厄介事がある。
決戦場には、決められたアライメントの者しか
入ることが許されぬのだ。
人生の積み重ねによってアライメントが
変化することはあるだろう。
しかし、普通の人間は一つしかアライメントを持ちえない。
つまり、いくつかある魔法障壁のうち一つしか
通行することができないというモノなのだろうか?
試しに、己の持つアライメントのゲートを突破した。
しかし、魔法障壁が解放されたようには見えなかった。
だが、見た目に惑わされてはいけない。
己の持つアライメントに対応する魔法障壁は
素通りすることができるようになっていたのだ。

王の手記その 3:闇の儀式

闇天使を呼び出す儀式を行おう。
やるたの知識は役にたつからな。
こんな辺鄙へんぴな地で儀式に必要な
山羊やぎの頭骨」と「脈打つ心臓」を
手に入れるのは、骨が折れた。
とはいえここでにえとなる「脈打つ心臓」の数をケチって
儀式を失敗するのも馬鹿らしい。
10 も用意してやれば十分だろう。
後は、魔力が強い場所で魔方陣をひき、
それらをにえとして使えば、
問題なく呼び出すことができるだろう。
闇天使に己がアライメントを偽る方法が
ないかと尋ねてみた。
そうしたら無限の心臓というものをよこしてきた。
これに各アライメントの色を宿すことにより、
己がアライメントを偽ることができるそうだ。

王の手記その 4:偽りの方法

闇天使が言うことを鵜呑みにすれば、
無限の心臓を染めるには、
それなりの手順が必要なようだ。
まず、魔力があふれているパワースポットに
(なんてことはない、闇天使を呼び出したあそこだ)
染めたいアライメントの属性をもつ人間を立たせる。
そして、各アライメントを象徴する天秤に
無限の心臓を乗せるのだ。
それで天秤が吊り合えば、そのアライメントの色に
染まった無限の心臓の写し身が顕現するとのことだ。
ただし、パワースポットに立たせた人間のアライメントが
弱いと天秤は、吊り合わない。
その場合は、にえの泉に捧げ物を投げ込めとのことだった。
人は、近くの集落から適当なのを連れてくればよいが。
この儀式において気(オド)が相当量吸い取られるだけで
死に至ることはないと言っていたが……
私がここにいることを他者に知られるのは面白くない。
事が済んだ後、始末するかあるまい。
しかし面倒な話だ。
黎明れいめいの君主」と称されしこの私が、
冒険者や山賊風情の真似事をせねばならないとは。

王の手記その 5:異なる者

最後は、厄介だった。
どのアライメントにも属さぬ者を示せというのだ。
この手の話は、簡単だ
大抵、今までのものを一つにまとめれば片が付く。
パワースポットに各アライメントの人間 3 人を
立たせればいいだけのことだ。

王の手記その 6:界のにえ

問題は、それだけでは心臓の色が染まらないことだった。
やはりにえが必要なのだろう。
たしかこの施設内にどのアライメントにも属さない
にえの泉が存在したな。
だが、保存状態が悪かったのか、
そのにえの泉の水は枯れていた。
どうするべきか……
まあ、考えるまでもない。
無いものは外から持ってきて補ってやれば良いのだ。
適当なところで汲ませた水に、例のパワースポットで
魔力を与え、にえの泉に注いでやった。
問題はないようだ。
一時的にだろうかにえの泉は機能を取り戻した。
あとはこいつに界に潜む者の血でも注いでみようか。

王の手記その 7:ドラグーンの知識

神龍の像は、問題なく解放することができた。
守っていた魔物どもは大したことはなかったが。
これで深部へと行くことができる。
しばらくは、ここでドラグーンの知識と
研究成果を堪能しようとするか。
深層部に行くための神龍の像には、
大した仕掛けはなかったが、
ふむ、それではつまらんな。
深部で調べ事をしている間、追っ手に
邪魔されるのも面白くない。
だから私は、神龍の像にちょっとした
細工を施した。
私自身にまつわる事柄を合言葉としようか。

王の手記その 8:愚弟ぐていとの争い

闇天使の合言葉を考えていたとき、
ふと昔のことを思い出した。
身の程知らずの愚弟ぐていアーシュライトが私から王座を
奪おうとしたときのことだ。
忘れもしないアズラス暦 38 年、20 歳を迎えたばかりの
私は、王としては愚かで慢心の極みにあった。
その隙をつかれたのだろう。
愚弟ぐていアーシュライトは、この私から
いとも簡単に首都リラローザを奪った。
その点に関しては、やつの方が一枚上手だったことを
素直に認めてやろう。
だが、そのままでは終わらせなかった。
復讐に燃えた私は、各地を巡り、私の剣となる
面子をそろえた。
ドワーフ族の戦士アルトワチス
ヒューマンの戦士にして私の側近ジャック・トリントン
エルフ族の美人僧エマ・リアント
ノーム族の尼僧シャンベラ・クルストス
ポークル族の義賊トムム・トル・トレル
そして、たった6名でリラローザに攻め入ったのだ。
その際、私は、アーシュライトに対抗すべく、
第九のくさび天駆ける外套」を手に入れるが、
戦いの最中、アーシュライトにそれを奪われてしまう。
このローブ自体が空を飛べたり瞬間移動できるので
それを身にまとったヤツを相手にするのは、
それなりに骨が折れた。
だが、やはりやつは愚弟ぐていだった。
くさびの力をコントロールしきれず、過去とも未来とも
わからぬ時間の彼方へと放逐されおった。
間抜けな話だ。
やつの自滅という形で、この内乱が決着するとは。
戦いの最中、アルトワチスシャンベラ・クルストス
トムム・トル・トレルが死亡したが、
私は、リラローザを奪還することができた。
初めは、復讐のための道具程度にしか思ってなかったが、
死線を共に乗り越えれば、それなりに情というものが
沸くものだ。
彼らのことは、像を建て英雄として奉ることにした。

王の手記その 9:くさびの封印

愚弟ぐていを始末した後、私は、第九のくさび天駆ける外套」を
魔術師チュ・ル・ガーに封印するように命じた。
やはり神具は、人の手にあってはならないことを
愚弟ぐていの様を見て痛感した。
チュ・ル・ガーは、くさびをある街ごと封印したとの報を
最後に消息をたった。
チュ・ル・ガーがその後どうなったか知らないし、
別に知ろうとも思わなかった。
ただくさびが人の手に渡らなければそれでいいのだ。

王の手記その 10:飢え

若い日の私は、飢えていた。
人としての限界を感じずにはいられず、
あれほど固執した王座に興味すら失っていた。
その渇きの癒しを愛欲に求め、
そこから生まれてくる我が化身に一筋の希望を
見出そうとしていた。
そして生まれてきた幾人ものわが息子たちに試練を与えた。
多くの者は、その試練に打ち勝つことができなかったが、
シュリタールだけは別だった。
シュリタールは、全ての試練を乗り越え、
悠然と私の前に立っていた。
この息子こそが我が希望となろう。
と、その時はそう信じた……。

王の手記その 11:導き出された答え

たしかにシュリタールは全ての面で非凡な男で、
私より王にふさわしい人物であった。
だが、それでも超人の域を超えることなく、
それを知ると私の希望は、人というものに対しての
絶望へと変わっていった。
私は、王座をシュリタールに預け、もはや王宮にすら
立ち寄らなくなっていた。
そんな折、私は、薄汚い街の片隅で無名の魔術師に出会う。
全てが怪しい男だったが、一言だけ我が心を動かす
一言を放った。
「人に絶望したなら、人であることを捨てなさい。」と
シンプルな答えだった。だが、それが私の飢えを
癒す唯一の答えだった。
答えが出てから私の行動は、早かった。
早速、闇天使を呼び出し、ある契約を行った。
闇天使は、見返りに我が親族の生き血を要求してきたが、
さしたる問題ではなかった。
私は、かつて多くの種を撒いたのだ。
その実は熟しており、刈るにはちょうどいい頃合だった。
リラローザ中の我が果実を刈り鮮血に染めようではないか!
そして闇天使は、こう言った。
お前が与え奪った命は、ソウルの糧となり、
喰らった血肉は、お前に不滅の肉体を与えると。
そうやって私は、人ならざる者の知識と不死の体、
朽ちることのない魂を手に入れた。
だが、まだ足りぬ。
だから私は、ここを訪れたのだ。
さらなる力を手に入れるべく。
満たされることのない飢えを
少しでも癒すために……

モンスターリスト

実験場

モンスター名
Literal
解釈
サクリファイス サクリファイス Sacrifice いけにえ
デッドリースポーン デッドリースポーン Deadly Spawn deadly: 死を思わせるもの
spawn: 引き起こすもの
プロトタイプ プロトタイプ Prototype 試作品
殉教者 イノヴェルチ殉教者(暗器) InovercheMartyr inoverche: [露] иноверец の音訳?
иноверец: 異端者
殉教者 イノヴェルチ殉教者(杖) InovercheMartyr inoverche: [露] иноверец の音訳?
иноверец: 異端者
インペリアルソウル インペリアルソウル Imperial Soul imperial: 皇帝の
soul: 霊魂
バーゲスト Rare Creature バーゲスト Barghest イングランド北西部ノーサンバーランド周辺の民間伝承に登場する不吉な妖精。
鎖を引きずり角と鉤爪のある赤い目の黒犬の姿をしていることが多い。
バーゲストを見ると近いうちに親しい人物の死が訪れる。または、重要な人物の死が近づくと荒野で吠えるとされている。
囚人番号13番 Unique Creature ディメントの狂犬囚人番号13番 Mad Dog of DimentoPrisoner 13
ザ・ステイク Final Guardian's Gate 背徳の断罪者ザ・ステイク Nefast CondemnerThe Stake 不詳
stake: 杭・支柱
ザ・ブロード Final Guardian's Gate 背徳の断罪者ザ・ブロード Nefast CondemnerThe Broad 不詳
broad: 広大な
ザ・パーソンベリード Final Guardian's Gate 背徳の断罪者ザ・パーソンベリード Nefast CondemnerThe Person Buried 不詳
person: 人
buried: 埋められた

管理区域

モンスター名
Literal
解釈
マーダードール マーダードール Murder Doll murder: 殺人を犯す
doll: 人形
テスタメント テスタメント Testament (神と人との)契約
殉教者 イノヴェルチ殉教者(迎撃手) InovercheMartyr inoverche: [露] иноверец の音訳?
иноверец: 異端者
アプレンティス Rare Creature アプレンティス Apprentice 見習い
Dr.マドゥール Unique Creature マッドスカラーDr.マドゥール Mad ScholarDr. Madoole mad: 気が狂った
scholar: 学者
Dr.: [doctor] 博士の称号
Madoole: 人名
シチズンキラー Lawful Guardian's Gate シチズンキラー Citizen-Killer citizen: 市民
killer: 殺人者
イノセントソウル Chaos Guardian's Gate イノセントソウル Innocent Soul innocent: 無実の
soul: 霊魂
シンフルトレジャー Neutral Guardian's Gate シンフルトレジャー Sinful Treasure sinful: 邪悪な
treasure: 財宝

ダンジョン攻略

035. 冒険者ギルドの使者

女の声 おーい! キミ! エレシェ よかった、もっと奥に行かれていたら、
探し出すのが大変だったわ。 マージェ よう! 俺らもいるぜ! ソルグラン まったく面倒な話だがな。 エレシェ キミがね、ベルシュさんと会っている間に冒険者ギルドへ
『目利き人』から聞きだした情報が入ったの。
私たちはそれを伝えるために来たのよ。 ソルグラン 俺たちは、エレシェ姉さんのお供だがな。
いいように使われている。

エレシェが「キッ」っとソルグランを睨んだ。

…… エレシェ それによるとこの13号施設の奥に進むには、
ダルア 13 世の手記が重要な鍵を握っている
とのことらしいわ。
あ、ちなみに、ダルア 13 世は、ディメント王国が
誕生する前にあったダルア帝国の皇帝よ。
当時、黎明れいめいの君主」とも呼ばれたらしいけど
晩年には狂気に走ってそのまま歴史の表舞台から
姿を消したらしいわね。
そのダルア 13 世が、ここを訪れたことから
13号施設っていう名前の由来にも
なっているみたいね。
ごめん、話がれたわ。で、これがダルア 13 世の手記よ。
といっても『目利き人』が持っていた物の複製品だけどね。

エレシェから一冊の手記を受け取った。
だが、そのページのほとんどが空白だった。

その手記には仕掛けがあるらしいの。
「真実の光」を照らすと文字が現れるとのことだったわ。
大方、この施設にある特殊なあかりだったりすると思うけど。
この手記に先に進むための手がかりが
書かれているらしいから、その「真実の光」を探して、
文字を現しながら進む感じになると思うわ。 マージェ 今回は、俺らもこのダンジョンを探索するぜ。
冒険者ギルドからおまえを手助けしてやってくれって
言われているしな。
これを受け取ってくれ。

マージェから何か受け取った。

俺たちのトークリングだ。何かあったときは、
これで連絡しあおうぜ。 ソルグラン 万が一、お宝見つけても山分けはなしだがな。 エレシェ それじゃ、一旦解散しましょう。
くれぐれも無茶をしないようにね。 valuable item 冒険者ギルドのトークリング
valuable item ダルア 13 世の手記

冒険者ギルドのトークリングと
ダルア 13 世の手記を受け取った。

冒険者ギルドの使者 冒険者ギルドの使者 冒険者ギルドの使者 冒険者ギルドの使者 冒険者ギルドの使者 冒険者ギルドの使者
036. 婚約指輪

シャーデ あら、あなたでよかったわ。
ゼロ】だったら面倒だと思っていたのよ。
ところで今日は何の用?
ハルシアの破片を奪いに来たって言うんなら、
分かっているわよね? * いのちがないわよ! *

あなたは、シャーデに婚約指輪が欲しいと伝えた。

……婚約指輪が欲しいの?
何言ってんの? 気は確か?
誰があんたとなんか婚約するって?
……ルーシェの婚約指輪
ああ、この小娘の指輪を渡せってこと。
あら、これ婚約指輪だったの?
綺麗だったからそのままにしていたけど
人の婚約指輪だなんて気持ち悪い……
興味が失せたわ。
別にこんな物いらないから、
あなたにくれてやってもいいけど……
まさかこの私からタダで貰えるなんて
思ってはいないでしょう?
バカじゃないんだから。そうね……
ゼロ】が私を追ってこの施設まで来ちゃったのよ。
まるで乳離れできない子供がお母さんを
求めるようにね……。フフフ、本当に困ったちゃん。
あなた近頃「【ゼロ】を出し抜いた冒険者」とか
持てはやされているそうじゃない。
その実力見せて欲しいものだわ。
フッ……別に正面切ってあいつとやり合えなんて
言わないわよ。
ゼロ】は、特別。
私とあいつがり合っている横を通り過ぎて
先にゴールしたようなあなた程度が
勝てるなんて思ってないわ。
私があなたに要求するのは、
バカにでもできる簡単なことよ。
私がここで事を済ませる間、【ゼロ】の足止めをして
欲しいってだけ。別に方法は問わないわ。
それまでこの指輪は捨てないでおいてあげる。
それじゃ、精々私をがっかりさせないように
頑張ってちょうだいね。
冒・険・者さん。 titleICI21 美女の飼い犬

婚約指輪 婚約指輪 婚約指輪 婚約指輪 婚約指輪 婚約指輪
037. 冒険者ギルドの使者 その2

エレシェ あ、キミか。ちょうど待っていたところよ。
どうやら最初のゲートを突破できたみたいね。
何か進展はあったかしら?

あなたは、シャーデに会ったことを伝えた。

えっ、……なんですって!
シャーデに遭遇したの!?
まさか、まだそこら辺にいるんじゃないでしょうね……
で、会って五体満足ってことは、何か話せたの?

あなたは、シャーデとの会話内容を伝えた。

……なんですって!? 【ゼロ】の足止めを
言いつけられたですって!?
って、【ゼロ】が来ているの? ここに?
そ、そう。じゃあ【ゼロ】の足止め
協力してあげなくっちゃね。
じゃ、ちゃっちゃと【ゼロ】探しに行くわよ! マージェ ……おい、明らかにここに来たときより、
テンション上がっているよな。エレシェ姉さん……。 ソルグラン やめとけ。
ゼロ】のストー……おっかけやってんだから当然だろ。
余計なこと言うと、また面倒なことになるぞ…… マージェ だ、だが、【ゼロ】の邪魔して怒らせたりしたら
不味いんじゃないのか?
万が一、戦う羽目になったらどうするんだ? エレシェ ちょっと、あんたたち何してんの!?
早く行くわよ!

冒険者ギルドの使者 その2 冒険者ギルドの使者 その2 冒険者ギルドの使者 その2 冒険者ギルドの使者 その2 冒険者ギルドの使者 その2 冒険者ギルドの使者 その2
038. エレシェ、ゼロとニアミス

エレシェがいる……

エレシェ あっ!? あの青い鎧の男は! (キャーっつ!
やっべ、マジ顔小っさ! マジ、イケメン!
たっぱでけーっ!! マジ、【ゼロ】さん光天使!)
(ど、ど、どうしよ! かっこよくって
どうしていいかわからないーっ!)
【心の声】
その青い鎧、黒いコート。そして、その二振りの大剣……
あなたが噂に聞くAAAの【ゼロ】ね。
私はエレシェ。こう見えてもAランカーよ。
私は今、冒険者ギルドの特命を受けて動いているの。
そう、そう特命とは、あなたが追っているという
漆黒の美女とも無関係ではないわ……

エレシェは、自己アピールを始めた……

……そんなやつらは、
この大剣シュツルムナーゲルの錆にしてやったわ……
どう、こんな私とフレンド登録してみない!
……っていないじゃない!

エレシェ、ゼロとニアミス エレシェ、ゼロとニアミス エレシェ、ゼロとニアミス エレシェ、ゼロとニアミス
タイトル不詳:闇天使を召喚(イベントリプレイ対象外)

闇天使 フシュー……まったく臭い空気だ……
こっちの世界は、臭くてたまらん。
そうそう呼び出されてはたまらんぞ、ダルア 13 世よ……
ん、ちがうか? 人間どもの顔は、区別しにくいな……
お前は、誰だ? まあ誰でもいいか。
我が名はデバスティター。それだけ確かならそれでいい。 デバスティター 何か用か? 早く言うのだ。臭くてたまらん。
空気も貴様の匂いも。

あなたは、闇天使に
アライメントを偽る方法を聞いた。

ん? なんだこの既視感は?
まあどうでもいいか。偽る方法を知りたいと言うのか。
いいだろう。教えてやろう。早く帰りたいしな。
貴様にこれをくれてやろう。

闇天使は、心臓の形をしたオブジェを差し出した。

これは無限の心臓。この偽りの心をアライメントの
色で染めれば、門番なぞ容易に騙すことができよう。
対価は要らんぞ。貴様が先によこした
心臓で血は、十分満たされたからな。
貴様の心臓はいらん。臭くてたまらんからな。

闇天使は、去っていった……

valuable item 無限の心臓

無限の心臓を手に入れた。

タイトル不詳:闇天使を召喚 タイトル不詳:闇天使を召喚 タイトル不詳:闇天使を召喚
タイトル不詳:トークリングで三人に連絡(イベントリプレイ対象外)

エレシェ達に事情を話した。

エレシェ ふーん、大体の事情は飲み込めたわ。
その無限の心臓の色を変えるために、
各アライメントの人間が必要ってことね。
ちょうどいいわ! あたしは、中立よ。 マージェ お前は知っていると思うが、俺は、秩序だ。 ソルグラン まさか忘れたとは言わないよな?
俺は、混沌を信条としている。 エレシェ と、言うわけで出来すぎな感じだけど、
各アライメントの人間が揃っているわね。
当然、協力は惜しまないわ。 ソルグラン おい、エレシェ姉さん勝手に話進めてるぞ……
気(オド)を奪われるんだぞ。 マージェ 俺は、協力する気あるけどな。 ソルグラン お前……こういうとき良いカッコするな。
まるで俺一人が嫌がっているように聞こえるではないか! エレシェ じゃ、準備が出来たら、冒険者ギルドのトークリング
協力してほしい人間に連絡してちょうだい。

タイトル不詳:トークリングで三人に連絡 タイトル不詳:トークリングで三人に連絡 タイトル不詳:トークリングで三人に連絡 タイトル不詳:トークリングで三人に連絡 タイトル不詳:トークリングで三人に連絡
タイトル不詳:エレシェを呼び出す(イベントリプレイ対象外)

エレシェ 無限の心臓を中立にするために
私の気(オド)が必要なのね。了解よ。
ここに立っていればいいのね。
大丈夫よ! 今日の私は、【ゼロ】が
このダンジョンにいるという期待感から
気(オド)が溢れんばかりに高まっているから!

タイトル不詳:エレシェを呼び出す
タイトル不詳:マージェを呼び出す(イベントリプレイ対象外)

マージェ そうか、無限の心臓を秩序にするために
俺の気(オド)が必要なのか。OKだ。
ここに立っていればいいんだな?
俺は、大丈夫だからお前は、さっさと
その無限の心臓の色を変えてこいよ。

タイトル不詳:マージェを呼び出す
タイトル不詳:ソルグランを呼び出す(イベントリプレイ対象外)

ソルグラン 無限の心臓を混沌にするために
俺の気(オド)が必要なのだな。理解した。
ここに立っていればいいのか?
では、早く行ってきてくれないか。
こんな状態で魔物に襲われるのは、
面白い話じゃないんでな。

タイトル不詳:ソルグランを呼び出す
039. 漆黒の美女と仮面の貴族

シャーデ ! どういうつもり!?
そのいやらしい仮面、二度と見ることはないと
思っていたのに。
さっさと失せてくれないかしら?
じゃないと殺すわよ。 アラハゥイ おやおや、怖いですねェ~。
でも出来やしないことは、口にするものではないですよ。
そういうことは三下の雑兵が行うことです。 シャーデ …… アラハゥイ そんなに邪険に扱わないでください。
これでも私は今でもあなたのことを愛しているのですよ。 シャーデ よして! 気色の悪いこと言うのは!
あんたのそういった芝居掛かったところが
いちいち鼻に付くのよ!
……で何の用でここに来たの。
まさか世間話をしに来たわけじゃないんでしょう? アラハゥイ いえいえ、世間話をしにきました。
でも、この話は、あなたにとっても
非常に有益なことなのですよ。ええ。 シャーデ ……いいわ。聞くだけ聞きましょう。 アラハゥイ あなた、そろそろ【ゼロ】のことが鬱陶しく
思えてきたのではないですか?
彼が追いかけてくるせいで、ハルシアの破片
集まりが悪いし、わけのわからない冒険者に
先をこされることもある。
でも、かわいい【ゼロ】に手をかけたくない…… シャーデ なんでも、お見通しのようね。
ほんと、食えない男だわ……
その様子だと私がこれから、やろうとしていることも
分かっているんでしょ? アラハゥイ ええ。
あなたがそのことについて調べまわっていることも。
でね、私、たまたまですがその方法を知っておりまして。
どうせなら、ご教授してさしあげようかと思いましてね。
ええ。
ゼロ】の足止めさせたり、調べ事の手伝いをさせる事
以外にも、イノヴェルチの信者の使い道は、
いくらでもあるのですよ。 シャーデ 何をたくらんでいるのかしら?
まあ、いいわ。これ以上、調べ事に時間を
費やすわけにもいかないしね。
ここは、素直に聞いておくわ。仮面の貴族さん。 アラハゥイ ご懸命ですよ……漆黒の美女さん。 シャーデ ……ついでだから、もう一つ聞いておくわ。
あのわけのわからない冒険者、
血を引いているのよね? 守護者の。 アラハゥイ ええ。お察しのとおり。引いてますよ。しかも色濃くね。
あなたも守護者の地は、必要とするところでしょ?
もうしばらくは、泳がせておくのが賢明かと……。 シャーデ ……言われなくても、そうするつもりよ。

漆黒の美女と仮面の貴族 漆黒の美女と仮面の貴族 漆黒の美女と仮面の貴族 漆黒の美女と仮面の貴族 漆黒の美女と仮面の貴族 漆黒の美女と仮面の貴族 漆黒の美女と仮面の貴族 漆黒の美女と仮面の貴族
040. 漆黒の美女と邪教の司祭

シャーデ ……必要なのは、今言ったものよ。
用意できるかしら? カルコサス お安い御用、……と言うわけにはいきませんが
他ならぬシャーデ様の頼みとあれば
何とかいたしましょう。
教団の……いいえ、私の力をもってすれば、
無理な話ではないゆえに。
ただ、それ相応の代価を頂ければの話ですが……。 シャーデ 分かっているわ。
ほんと欲望に忠実な子ね。いいや野望かしら。
司祭らしからぬ言葉だわ。 カルコサス 邪教と呼ばれる司祭ゆえ。我が教団の教えは、
「心の赴くまま、正真であれ」でございます。 シャーデ フフフ……信仰心の欠片もないくせに。 カルコサス フフフ……滅相も御座いませんわ。
神には強い憧れを抱いております。
神の力にね…… シャーデ そう、あなた神の領域を見たいと言っていたわね。

シャーデは、小さな黄色い塊を見せた。

カルコサス そ、それは……! シャーデ これが、あなたを神の領域へと導いてくれるもの……
お代はこれよ。むしろおつりがくるくらいでしょ。 カルコサス た、たしかに……それをいただけるのであれば、
どんな犠牲を払おうと惜しくはございませんわ!
では、早速手配をしてまいります。 シャーデ フフフ……自分に正直な子は、扱いが楽でいいわ。
……
そう言う私も神の手のひらで踊っているにすぎない、
か……
だけど、せっかく手に入れた不死の力……
幾年もの封印の中、苦汁をなめてまで耐え忍んだのよ。
もう少しあらがってみせるわ。運命というやつにね。

漆黒の美女と邪教の司祭 漆黒の美女と邪教の司祭 漆黒の美女と邪教の司祭 漆黒の美女と邪教の司祭 漆黒の美女と邪教の司祭 漆黒の美女と邪教の司祭
タイトル不詳:三人一緒に呼び出す(イベントリプレイ対象外)

エレシェ 無限の心臓をどれでもないものにするために
私達の気(オド)が必要なのね。了解よ。 マージェ OKだ。
俺達はここに立っていればいいんだな? ソルグラン 理解はした。
……が、三人でだなんて、本当に大丈夫なのか? エレシェ 大丈夫よ! 今日の私は、【ゼロ】が
このダンジョンにいるという期待感から
気(オド)が溢れんばかりに高まっているから! マージェ 俺は、大丈夫だからお前は、さっさと
その無限の心臓の色を変えてこいよ。 ソルグラン では、早く行ってきてくれないか。
こんな状態で魔物に襲われるのは、
面白い話じゃないんでな。

タイトル不詳:三人一緒に呼び出す
041. ゼロの戦い

デバスティター フシュルルル……
臭う……臭うぞ……
良質なにえどもの臭いが……臭うぞ……
宴(サバト)の会場はここかぁ?
ほぉ、貴様が宴(サバト)の主催者か……
ずいぶんと珍しいソウルの持ち主だ。
そこらの人間どもに付きまとう臭さもない……
ふはははは、今は我は非常に気分が良い。
貴様に願いがあるなら叶えてやろう。
なんなら、不滅の生でも望むか?
それならば我のかてとなり永久の生を謳歌することを許そう。 ゼロ ……ふん、お前如きでは俺の望みは叶えられん。
俺に死を与えられるというならやってみるがいい。 デバスティター ふはははは!
よく吠えおるわ、気にいった!
よかろう、我の一部となり、
共に悠久の時を永らえるがいい!! ゼロ * ハリト * ……お前か。
何をしに来たのかは聞かないが、
ここには何もない。
探し物があるなら他を当たれ。

ゼロは去って行った。

titleICI22 零無双

ゼロの戦い ゼロの戦い ゼロの戦い ゼロの戦い ゼロの戦い ゼロの戦い ゼロの戦い
042. ゼロとの確執

ゼロ ……またお前か。
俺に何か用でもあるのか?

あなたは、ゼロに婚約指輪とシャーデのことを話した。

……それでまんまとあの女の言いなりになっているのか。
だが、あいにく俺も目的があって
あの女を追っている。
お前も俺とシャーデの話を盗み聞きしていたなら
多少は、察しがつくだろう……
そう。俺の体は普通じゃない。死ねない体なのだ。
もう 180 年以上も死を求め、この大陸を彷徨さまよっている……
俺に不死の呪いをかけたのは、無名の魔術師……
そして、この呪われた宿命を解き放つことが
できるのも奴しかいない。
俺は、漆黒の魔女シャーデ無名の魔術師であると
目星を付け追っている。
あのシャーデの口ぶり、当の無名の魔術師じゃなかったと
しても何かしら知っているものだった。
分かるか? だから譲ることはできない。
それを邪魔するようなら……
お前を排除するのみ! やれやれ……
こっちの方がお前より面倒な相手だ。
先に片付けるぞ。

ゼロとの確執 ゼロとの確執 ゼロとの確執 ゼロとの確執 ゼロとの確執 ゼロとの確執
043. 囚われのルーシェ

シャーデ あら、二人とも仲がいいことね。 ゼロ …… シャーデ 二人が遊んでいる間、用事は済ませられたわ。
ほんと、そこのやんちゃ坊主の相手してくれて
助かったわ。
はい、これお駄賃。

シャーデは婚約指輪をあなたに投げた。

いい気味でしょ?
私を閉じ込めたディメント王家の小娘が
こうして不幸になっていく様は最高よ。
この小娘の魂はずっと泣き叫んでいるの。
お家に返して……ベルシュに会わせて……
って、ずっと言ってるわ。
その泣き声が私にとってはこの上ない子守唄よ。
ひどい? ひどくなんかないわよ。
176 年も閉じ込められていた年月の怨みは果てしないわ。 ゼロ ……いい趣味をしているな。
魔女の名に相応ふさわしい。 シャーデ フフフ……
私もそう思うわ。
それじゃ、私は先を急ぐからこれで失礼させてもらうわ。 ゼロ 待て。
一つだけ俺の質問に答えろ。 シャーデ なに? 面倒ね。 ゼロ 貴様は、無名の魔術師のことを知っているか? シャーデ フフフ……
知ってるって答えたらどうするの? ゼロ 教えろ! シャーデ 人にものを聞く態度じゃないわね!
そんなんだからあなたは何も得られないのよ!
フフフ……でもこんなのばかりじゃあんまりよね……
そうよ私は、知っているわ。
無名の魔術師のことも、そして貴方の秘密も。
全てを知りたかったらサンジェント遺跡へ来なさい。
ただしあなた一人でよ。そこのお友達がいると話が
ややこしくなるからね。フフフ……。 ゼロ ……聞いたか?
俺は、サンジェント遺跡に向かう。
お前は、絶対に来るな。いいな。
もし、見かけたらこの俺が斬る。
あと、このことは、公言するな。
冒険者ギルドや魔法局の耳に入って
邪魔されるのは、おもしろくない。

囚われのルーシェ 囚われのルーシェ 囚われのルーシェ 囚われのルーシェ 囚われのルーシェ 囚われのルーシェ 囚われのルーシェ 囚われのルーシェ 囚われのルーシェ
044. 冒険者達の帰還

エレシェ あっ、キミ!
どうやらここが最後のゲートみたいね。
どうだった?
ゼロ】やシャーデたちは居たの?

あなたは、二人に会い目的を達成した事と、
詳細は【ゼロ】に口止めされた事を伝えた。

そう……口止めされたのね。
じゃあ、私もこれ委譲聞いたりしないわ。
私たちは破棄された文書の中から、
怪しい実験をしていた事実が記されたものを見つけたわ。
ここで非人道的なことが行われていたのは
間違いないようね。
このことは冒険者ギルドに報告して、
のちに王国騎士団に制圧してもらうわ。
二度とそんなことができないようにね。
あっ、そうそう。そのダルア 13 世の手記と、
冒険者ギルドのトークリングは、
そのまま持っていてもらっていいわよ。
それじゃ私たちは、港町イルファーロに帰還するわ。 マージェ じゃあな。港町イルファーロでまた会おうぜ。
たまには、港にも来てくれよ。 ソルグラン 大したお宝はなかったな。まあここは、
実験施設だったって話だからしかたない話かもしれんが。
とんだ骨折り損だったぜ。 エレシェ 旧地下水路の魔物を倒したときは、すごいルーキーが
現れたって感じだったけど、あれから幾つもの
冒険を乗り越え……
今は【ゼロ】やシャーデと互角に渡り合う
キミの力は本物ね。
正直、守護者の血のこととか私はよく分からないけど、
今回の冒険でキミが特別な冒険者だってことは、
十分感じ取ることができたわ。
これから先、今よりももっと過酷な冒険が
待ち構えているでしょうけど、
キミなら、それすら乗り換えられそうね。
大丈夫! この百戦錬磨のエレシェ姉さんが
言うんだから間違いないわよ。
自信もっていいんだからね!

エレシェたちは、イルファーロへ戻っていた。

titleICI24 お姉さんのお墨付き

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